◆ 2月13日(土) ◆
とうとう明日はバレンタインデーだ。
今日は土曜日だけど、補講の為に2年生は登校しなければならない。
いつもなら面倒くさい補講も、薮内に会えるかもしれないと思うとテンションも上がる!
そしてもし今日薮内が元気になって登校していたら、
思い切って明日の予定を聞いてみよう!
午前中で補講が終了すると、チャイムと同時にC組へ向かう。
一日会えなかっただけなのに、もうずっと姿を見ていないみたいだ。
「薮内!」
C組の入り口から名前を呼ぶと、驚いたようにこっちを見る薮内と目が合った。
よかった・・・!今日は元気そうだ!
慌てたようにこっちへ駆けてくる薮内へ
「もう元気になったんだな・・・よかった!」
と声をかける。
「柴崎・・・、昨日・・・・俺が休んだの知ってんの?」
「うん、CD返そうと思ってC組来たら、薮内風邪だってきいてさ。超心配した!一緒にも帰れなかったしさ。」
俺が笑ってそう言うと、

「昨日来てくれたんだ・・・・」
薮内は少し困ったような顔で俯いた。
少し頬が赤い。
もしかしてまた熱が・・・!?
思わずそう言うと、「・・・・・・もう治ったよ!」と顔を背けられた。
それならいいんだけど。
「ところで薮内・・・・あの、明日って何か用事ある?」
思い切って切り出した。
「明日?・・・・ううん、何もないけど・・・・何で?」
少し首をかしげて俺を見る薮内(ものすごく可愛い。)
「あのさ、もし良かったら、明日俺とどっか行かない?」
「え・・・・・・何で?」
そ・そんな冷静に返されても!
「いや、何となく薮内と遊びに行きたいなーって思って・・・・!だ・だめ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だめじゃないけど。」
やったーーーー!!!
14日、お昼に本屋で待ち合わせることになった。

「遅れるなよ。」